オランジュリー美術館
パリを、一か所ずつ歩く。
読みはじめる-
1
オランジュリー美術館オランジュリー、温室から美術館へ
オランジュリーという名前は、フランス語で「オレンジの温室」を意味する。実際にこの建物は1852年、ナポレオン3世…
-
2
オランジュリー美術館ポール・ギヨームとジャン・ヴァルター・コレクションの物語
オランジュリー地下のコレクションを築いた人物は、20世紀を代表する美術商、ポール・ギヨームである。彼はよくイメー…
-
3
オランジュリー美術館プロナオス、小さな通路
モネの「睡蓮」の展示室に入る直前にあるこの小さな通路は、単なる廊下ではない。「プロナオス」と呼ばれるこの空間は、…
-
4
オランジュリー美術館睡蓮の間、第一室
モネの「睡蓮」が展示された第一室は、第二室とともに楕円形に設計されており、互いに繋がっている。この形はまるで数字…
-
5
オランジュリー美術館睡蓮の間、第二室 — 抽象画の原点
第二室には、朝を主題にしたモネの睡蓮の作品が展示されている。今では世界中で愛されているモネの絵だが、1927年に…
-
6
オランジュリー美術館ピカソ『少年と少女』
ここでご紹介する作品は、ピカソが1906年に描いた『少年と少女』である。正面を向いて裸で立つ少年の傍らで、少女は…
-
7
オランジュリー美術館ピカソ『赤い背景の裸婦』
この作品は、ピカソが1906年に描いた『赤い背景の裸婦』である。髪を整える一人の女性の姿が描かれており、ピカソは…
-
8
オランジュリー美術館モディリアーニ『赤毛の少女』
この作品は、モディリアーニが1915年頃に描いた『赤毛の少女』である。この時期はモディリアーニが彫刻をやめ、本格…
-
9
オランジュリー美術館モディリアーニ『ポール・ギヨームの肖像』
ご覧いただいている作品は、モディリアーニが1915年に描いた『ポール・ギヨーム』の肖像画である。ポール・ギヨーム…
-
10
オランジュリー美術館モディリアーニ『アントニア』
この絵には、彫刻のように滑らかな線、長い首、瞳を描かない目など、モディリアーニ特有のスタイルがそのまま表れている…
-
11
オランジュリー美術館ピカソ『水浴する大きな女』
この作品は、ピカソが1921年に描いた『水浴する大きな女』である。水浴する女性というテーマは、古典絵画で好んで扱…
-
12
オランジュリー美術館ピカソ『白い帽子をかぶった女』
この作品は、ピカソが1921年に描いた『白い帽子をかぶった女』である。絵の中の女性が誰なのか正確には分かっていな…
-
13
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン『台所のテーブル』
この作品は、アンドレ・ドランが描いた『台所のテーブル』である。テーブルの上には、フライパン、木べら、皿、バゲット…
-
14
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン『狩猟用の鞄』
この作品は、アンドレ・ドランが描いた『狩猟用の鞄』である。ドランはスペイン旅行で目にしたスペインの画家たちの静物…
-
15
オランジュリー美術館ドラン「道化師とピエロ」
アンドレ・ドランの「道化師とピエロ」は、イタリアの伝統的な仮面劇コンメディア・デッラルテに着想を得た作品です。左…
-
16
オランジュリー美術館ドラン「ギターを弾く道化師」
アンドレ・ドランの「ギターを弾く道化師」は、高さ190cm、幅97cmに及ぶ等身大の大作です。モデルはドランやピ…
-
17
オランジュリー美術館モディリアーニ「若い見習い」
モディリアーニの「若い見習い」は、セザンヌの「パイプをくわえた男」を参考に描かれた作品です。人物のポーズはセザン…
-
18
オランジュリー美術館スーティン「テーブル」
シャイム・スーティンの「テーブル」には、彼の画風がはっきりと表れています。ワインボトルや水差しなど、テーブルの上…
-
19
オランジュリー美術館ピカソ「タンバリンを持つ女」
ピカソの「タンバリンを持つ女」は、1920年代半ば、新古典主義様式を経た彼がキュビスムへと回帰していた時期に描か…
-
20
オランジュリー美術館スーティン「人物と風景」
シャイム・スーティンの「人物と風景」は、パリ郊外の景色を描いた作品です。荒々しい筆致と不安定な構図、揺らぐ形態が…
-
21
オランジュリー美術館スーティン「大きな青い木」
シャイム・スーティンの「大きな青い木」は、激しい嵐の中で大きく揺れる木を描いた作品です。この木はユダヤ教でいう生…
-
22
オランジュリー美術館スーティン「家々」
シャイム・スーティンの「家々」は、フランスの小都市セレで描かれた作品です。まるで地震が起きたかのような姿をしてい…
-
23
オランジュリー美術館スーティン「聖歌隊の少年」
シャイム・スーティンは1925年から1930年にかけて、聖歌隊の少年たちの肖像画をシリーズで描きました。ユダヤ人…
-
24
オランジュリー美術館スーティン「給仕の少年」
シャイム・スーティンの「給仕の少年」は、座っているとも立っているとも言えない、どっちつかずの姿勢が目を引く作品で…
-
25
オランジュリー美術館スーティン「婚約者」
シャイム・スーティンの「婚約者」というタイトルは、絵の中の女性が本当にスーティンの婚約者だったのかという疑問を呼…
-
26
オランジュリー美術館スーティン「雉のある静物」
シャイム・スーティンの「雉のある静物」には、彼が好んで用いた白と赤が再び登場します。白い布の上に置かれた雉のそば…
-
27
オランジュリー美術館スーティン「白い家」
シャイム・スーティンの絵に登場するものは、たいてい彼の不安定な内面を映すかのように歪み、ねじれています。ところが…
-
28
オランジュリー美術館スーティン「七面鳥とトマト」
シャイム・スーティンの「七面鳥とトマト」は、彼が好んで描いた動物の死骸を題材とした連作の一つです。七面鳥の下には…
-
29
オランジュリー美術館スーティン「風景」
シャイム・スーティンの「風景」には、彼が幼少期を過ごした村スミロヴィチの記憶が宿っています。その村では木が神聖な…
-
30
オランジュリー美術館スーティン「横たわる木」
シャイム・スーティンの「横たわる木」にも、彼が好んで取り上げた木が登場します。幼少期を過ごした村で木が神聖な存在…
-
31
オランジュリー美術館スーティン「エミール・ルジューの肖像」
シャイム・スーティンが描いた「エミール・ルジューの肖像」は、スイスのジュネーブ出身で、パリで活動した画家であり支…
-
32
オランジュリー美術館スーティン「村」
シャイム・スーティンの「村」は、家、木、空といった風景画によく登場する平凡な要素で構成されていますが、スーティン…
-
33
オランジュリー美術館ローランサン「ポール・ギヨーム夫人の肖像」
マリー・ローランサンが描いた「ポール・ギヨーム夫人の肖像」は、ジュリエット・ラカーズ、愛称ドメニカを描いた作品で…
-
34
オランジュリー美術館マリー・ローランサン「牝鹿たち」
マリー・ローランサンの《牝鹿たち》は、もともと同名のバレエの舞台背景画として描かれた作品です。この絵をもとに、実…
-
35
オランジュリー美術館マリー・ローランサン「ギヨーム・アポリネールの肖像」
一見シンプルに描かれているようですが、鉤鼻や目元など、ギヨーム・アポリネールの特徴をしっかりと捉えた肖像画です。…
-
36
オランジュリー美術館アンリ・マティス「灰色のズボンのオダリスク」
アンリ・マティスがニースで描いたオダリスク連作の一点で、女性がまとう灰色のズボン「シャルワール」が作品名の由来に…
-
37
オランジュリー美術館アンリ・マティス「布をまとう女性の裸婦」
マティスがニースで手がけたオダリスク連作の一点で、他の作品と異なり背景が簡素に抑えられています。タイトルが示す通…
-
38
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン「美しいモデル」
ドランは1920年代に入り、座った姿勢の女性裸婦像を自らの重要な作品テーマへと発展させていきました。立ち姿や横た…
-
39
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン「踊り子ソニア」
バレエのような踊りをテーマに描いた画家といえばエドガー・ドガが有名ですが、ドランもまた踊り子を描くことに強い関心…
-
40
オランジュリー美術館アンリ・マティス「三姉妹」
第一次世界大戦中、パリに滞在していたマティスが手がけた作品です。マティスはこの絵で三人の姿をありのままに描くとい…
-
41
オランジュリー美術館アンリ・マティス「ソファに座る女性たち」
マティスがニースのメディテラネ・ホテルに滞在していた時期に描いた作品で、この頃好んで描いていた「室内と室外をつな…
-
42
オランジュリー美術館アンリ・マティス「マンドリンを持つ女性」
絵の中の女性はマティスの娘マルグリット、場所はフランス南部ニースのアパルトマンです。 ニースに滞在していた時期の…
-
43
オランジュリー美術館アンリ・マティス「女性の部屋」
この絵の舞台は、マティスがニースで滞在していたメディテラネ・ホテルの一室です。座っている女性の身元は分かっていま…
-
44
オランジュリー美術館アンリ・マティス「少女と花瓶(通称ピンクの裸婦)」
この作品は、マティス自身は「少女と花瓶」と呼んでいましたが、パトロンであったアルベルトが「ピンクの裸婦」と呼んだ…
-
45
オランジュリー美術館アンリ・マティス「青いオダリスク」
マティスがニースで描いたオダリスク連作の一点です。オダリスクとは、かつてイスラム宮廷で王に仕えた女性を指す言葉で…
-
46
オランジュリー美術館アンリ・マティス「赤いズボンのオダリスク」
ニースに暮らしていた時期、マティスがオダリスクを主題に描いたもう一点の作品です。ソファに横たわる女性は片方の腕を…
-
47
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン「田園の静物」
ある画商のパリのアパルトマンを飾るために制作された作品で、ドアの上に設置する目的で作られたため、画面が横長に構成…
-
48
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン「かごのある静物」
対称を成しているようでいて、わずかに歪んだ皿とかご、淡い緑色の背景まで、この絵はドランが17世紀オランダの静物画…
-
49
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン「金髪のモデル」
ドランが手がけた座った女性裸婦の連作の一点で、ルノワールの「水浴する女性たち」連作からインスピレーションを得た作…
-
50
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン「裸婦と壺」
高さ170センチ、幅131センチにおよぶ、ほぼ実物大の大作です。ドランはこの大きなキャンバスを屋外へ直接持ち出し…
-
51
オランジュリー美術館ドラン《マンドリンを持つ黒人》
アンドレ・ドランが描いたこの作品には、マンドリンを手にした黒人男性が描かれています。画面全体で目を引くのは、光と…
-
52
オランジュリー美術館ドラン《洋梨と壺》
アンドレ・ドランの《洋梨と壺》は、完成した作品というよりも素早く描かれたスケッチに近い作品です。キャンバスのサイ…
-
53
オランジュリー美術館ドラン《横たわる裸婦》
アンドレ・ドランのヌード画は座った女性を描いた作品が多いのですが、このように横たわる姿を描いた作品も残しています…
-
54
オランジュリー美術館ドラン《大きな木》
ドランは生涯を通じて絶えず新しい画風に挑戦し続けた画家です。この時期、彼は古典主義的な主題を描いていましたが、画…
-
55
オランジュリー美術館ドラン《黒い背景のバラ》
背景が真っ黒な静物画を見たことがあるでしょうか。あまり見かけない構成です。ドランが背景を黒く塗った理由は、花の色…
-
56
オランジュリー美術館ポール・ギヨームとアフリカ美術
この部屋には、ポール・ギヨームが収集したアフリカの美術品が展示されています。ポール・ギヨームは近代美術だけでなく…
-
57
オランジュリー美術館ユトリロ《ベルリオーズの家》
この作品は、モーリス・ユトリロが描いた《ベルリオーズの家》です。まだ馴染みの薄い名前かもしれないので、作品の前に…
-
58
オランジュリー美術館ユトリロ《国旗の掲げられた市庁舎》
《国旗の掲げられた市庁舎》は、ユトリロが長く続いた「白の時代」を経て、新たな画風へと移っていったことを示す作品で…
-
59
オランジュリー美術館ユトリロ《ヴェルノの家》
《ヴェルノの家》は《国旗の掲げられた市庁舎》とともにユトリロ晩年の画風に属する作品で、多彩な色を用いたことから「…
-
60
オランジュリー美術館ユトリロ《ノートルダム大聖堂》
モンマルトルの画家と呼ばれ、主にモンマルトルの風景を描き続けたユトリロですが、この作品では少し異なる題材を選んで…
-
61
オランジュリー美術館ユトリロ《サン=ピエール教会》
この作品は、モーリス・ユトリロが描いたモンマルトルのサン=ピエール教会です。モンマルトルの画家と呼ばれるほど、彼…
-
62
オランジュリー美術館モディリアーニ《ビロードのリボンの女》
この作品は、モディリアーニが1915年頃に描いた《ビロードのリボンの女》です。茶色い髪の女性が首に黒いビロードの…
-
63
オランジュリー美術館ピカソ《布をまとった女性のヌード》
この絵は、ピカソが1919年から1923年にかけて集中的に描いた「巨大な女性ヌード」連作のひとつです。連作全体に…
-
64
オランジュリー美術館ドラン《果物のある静物画》
この作品は、アンドレ・ドランが1920年代、形と光を表現するさまざまな方法を実験していた時期に描いた静物画です。…
-
65
オランジュリー美術館マティス《ヴァイオリンを持つ女性》
この作品は、アンリ・マティスが描いた《ヴァイオリンを持つ女性》です。一人の女性が膝の上にヴァイオリンを乗せて座っ…
-
66
オランジュリー美術館ルソー《結婚式》
この作品は、アンリ・ルソーが描いた《結婚式》です。実際の結婚式の場で描いたものではなく、結婚式の写真を見て描いた…
-
67
オランジュリー美術館ルノワール《劇場の椅子の上の花束》
この作品は、ルノワールが描いた《劇場の椅子の上の花束》です。当時の画家たちは劇場を題材にさまざまな絵を描いていま…
-
68
オランジュリー美術館ルノワール《雪景色》
この作品は、ルノワールが描いた《雪景色》です。構図は単純で、雪に覆われた野原に木々が立っているだけの風景です。
-
69
オランジュリー美術館ルノワール、草原の二人
草の上に座る男女の上半身だけを描いたこの肖像画。男性は、ルノワールの友人であり画家仲間でもあったジョルジュ・リヴ…
-
70
オランジュリー美術館ルノワール、ピアノを弾く少女たち
金髪の少女が鍵盤を押さえながら楽譜を読み、その傍らで茶色い髪の少女が体を寄せて一緒に楽譜をのぞき込んでいる。柔ら…
-
71
オランジュリー美術館ルノワール、ピアノの前の姉妹
白い服を着た姉イヴォンヌがピアノを弾き、赤い服の妹クリスティーヌがその傍らで一緒に楽譜を見つめている。二人は、ル…
-
72
オランジュリー美術館ルノワール、遊ぶクロード
長い髪を結んでいるため一見女の子のようにも見えるが、この絵の子供はルノワールが還暦を過ぎてから授かった三男クロー…
-
73
オランジュリー美術館ルノワール、ガブリエルとジャン
絵の中の子供はルノワールの次男ジャン、隣に座る女性はルノワールの妻のいとこガブリエルである。ジャンが生まれて以来…
-
74
オランジュリー美術館ルノワール、桃
オレンジ、黄、赤が溶け合う色彩で、桃に差し込む光の一瞬をとらえた静物画である。他の作品と同じく、対象ははっきりと…
-
75
オランジュリー美術館ルノワール、いちご
ルノワール晩年の作品に数えられるこの静物画は、赤系統の色を好んで用いた彼の後期の画風をよく表している。赤く熟れた…
-
76
オランジュリー美術館ルノワール、帽子をかぶった女性
赤を基調とした色彩から、ルノワール晩年の画風であることがうかがえる作品だ。小さな顔立ちに対してやや豊満な体つきが…
-
77
オランジュリー美術館ルノワール、頬杖をつく女性
ルノワール晩年の画風に属するこの作品もまた、豊満な女性を美しいとしたオランダの画家ルーベンスの影響を受け、人物を…
-
78
オランジュリー美術館ルノワール、庭のガブリエル
晩年の作品らしからず、久しぶりに屋外で描かれた一枚である。赤系統で塗られたガブリエルの上着は、ルノワール晩年の画…
-
79
オランジュリー美術館ルノワール、花瓶のチューリップ
ルノワールは花や果物を描いた静物画も数多く残している。彼自身、人物を描くときとは違って静物を描くときは緊張せずに…
-
80
オランジュリー美術館ルノワール、横たわる裸婦
クッションにもたれて横たわる女性の裸婦像を描いた連作三点のうちの一つで、ルノワール晩年の裸婦画の中でも、美しく官…
-
81
オランジュリー美術館ルノワール、水浴する女性
ルノワールは「水浴する女性」という主題を生涯にわたって何度も取り上げた。1883年作の《風景の中の裸婦》と見比べ…
-
82
オランジュリー美術館ルノワール、バラを挿した金髪の女性
絵の中の女性は、のちにルノワールの次男ジャン・ルノワールと結婚した女優マドレーヌ・オシュリングで、15歳の頃から…
-
83
オランジュリー美術館セザンヌ、木と家
セザンヌが、家族の暮らしていたジャス・ド・ブッファン近くの小さな村の風景を描いた作品である。セザンヌは同じ風景を…
-
84
オランジュリー美術館セザンヌ、赤い屋根のある風景
マルセイユ近郊のレスタックという村を描いたこの風景画には、当時セザンヌと盛んに交流していた画家ピサロの影響がはっ…
-
85
オランジュリー美術館セザンヌ、シャトー・ノワールの庭
シャトー・ノワールは、セザンヌが暮らしていたエクス=アン=プロヴァンス近郊にある古い城館で、彼はここに一室を借り…
-
86
オランジュリー美術館セザンヌ、赤い岩
セザンヌが暮らしていたエクス=アン=プロヴァンス近郊のビベミュス採石場を背景に描いた作品である。セザンヌはこの場…
-
87
オランジュリー美術館セザンヌ《息子の肖像》
本作は、ポール・セザンヌが一人息子ポールを描いた肖像画である。セザンヌは息子を深く愛しており、スケッチブックにも…
-
88
オランジュリー美術館セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》
本作は、ポール・セザンヌが妻オルタンス・フィケを描いた肖像画である。オルタンスは19歳でセザンヌと出会い、以後3…
-
89
オランジュリー美術館セザンヌ《果物、皿、ミルク差し》
セザンヌは静物画をとりわけ好んで描いた。時間をかけて絵を仕上げる彼の制作方法では、人物モデルはどうしても疲れてし…
-
90
オランジュリー美術館セザンヌ《傷のある花瓶とりんご》
セザンヌは静物画のさまざまな題材の中でも、りんごをことのほか好んで描いた。傷みやすい他の果物と違い、外に置いてい…
-
91
オランジュリー美術館セザンヌ《青い花瓶の花》
この作品には興味深いエピソードがある。ポール・ギヨームはセザンヌの《花と果実》という絵を購入し、後に彼の妻であっ…
-
92
オランジュリー美術館セザンヌ《梨と水浴する人々》
本作は1890年頃、セザンヌが支援者であったヴィクトール・ショケ邸の装飾のために描いた絵で、その用途のためか画面…
-
93
オランジュリー美術館セザンヌ《草上の昼食》
本作はセザンヌが描いた《草上の昼食》で、タイトルも構図もマネの傑作《草上の昼食》を思い起こさせる。
-
94
オランジュリー美術館マリー・ローランサン《スペインの踊り子たち》
本作はマリー・ローランサンが描いた《スペインの踊り子たち》である。韓国ではやや馴染みの薄い名前かもしれないので簡…
-
95
オランジュリー美術館マリー・ローランサン《マドモワゼル・シャネル》
本作はマリー・ローランサンが描いた《マドモワゼル・シャネル》で、描かれているのは、私たちがよく知るブランド「シャ…
-
96
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン《ソファに横たわる裸婦》
横たわる裸婦という主題は、ルネサンス期から続く古典的なモチーフで、マネやルノワールといった画家たちも強い関心を寄…
-
97
オランジュリー美術館ルノワール《風景の中の女性裸体》
1881年のイタリア旅行で巨匠たちの絵を実際に目にして帰国したルノワールは、それまで没頭していた印象派の技法から…
-
98
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン《ポール・ギヨームの肖像》
ポール・ギヨームの元妻であったドメニカがオランジュリーに多くの作品を寄贈したことから、この美術館にはポール・ギヨ…
-
99
オランジュリー美術館(伝)セザンヌ《梨と青りんごの静物》
本作はポール・セザンヌの作品として伝わる《梨と青りんご》の静物画である。ただし色合いがやや濁っており、筆致もセザ…
-
100
オランジュリー美術館アンリ・ルソー《漁師たち》
アンリ・ルソーには「日曜日の画家」というあだ名がある。本業が税関職員だったため、仕事の休みである日曜日にしか絵を…
-
101
オランジュリー美術館アンリ・ルソー《公園を散歩する人々》
本作に描かれた人々は、姿勢も大きさもどこかぎこちなく感じられる。ルソーが正式な美術教育を受けたことがなく、遠近法…
-
102
オランジュリー美術館アンリ・ルソー《椅子工場》
本作は、サイズの異なるもう一枚の絵と共に展示されることが多い。黒い雲が描かれている方がもう一枚よりもやや小さく、…
-
103
オランジュリー美術館アンリ・ルソー《人形を抱える子ども》
タイトルは「子ども」だが、顔つきはその年齢に似合わず成熟して見える。女の子のようでありながら、よく見ると顎のあた…
-
104
オランジュリー美術館アンリ・ルソー《断崖》
この絵を見ると、どこか見覚えのある感覚を覚えるかもしれない。オルセー美術館を訪れたことがある人ならなおさらで、ク…
-
105
オランジュリー美術館アンリ・ルソー《ジュニエ爺さんの馬車》
この絵は、ルソーが足繁く通っていた食料品店の店主、ジュニエ氏のために描かれた作品です。掛け売りも厭わず、時には食…
-
106
オランジュリー美術館ピカソ《櫛を持つ女》
この作品は、ピカソのバラ色の時代からキュビスムへと移行する過渡期を示す一枚です。全体的には赤みを帯びた色調を用い…
-
107
オランジュリー美術館シャイム・スーティン《ホテルのベルボーイ》
この絵でまず目を引くのは、赤と白の2色です。この2色はスーティンが最も好んだ色で、彼の作品に繰り返し登場します。…
-
108
オランジュリー美術館シャイム・スーティン《若いイギリス娘》
スーティンは普段、肖像画を描く際にはキャンバスを縦に立て、余白なく人物を画面いっぱいに描き込む方法を好んでいまし…
-
109
オランジュリー美術館シャイム・スーティン《グラジオラス》
スーティンは本来、静物画を描く際に花を主役としてではなく、添え物のような副次的な題材として扱うことが多くありまし…
-
110
オランジュリー美術館シャイム・スーティン《ウサギ》
この絵もまた、スーティンが好んで描いた動物の死骸を題材にした連作の一つです。ただし、これまで見てきた作品とは異な…
-
111
オランジュリー美術館ルノワール《花束》
花はルノワールが最も愛した題材の一つです。若い頃、陶器に花を描く仕事をしていた経験から生まれた愛着だと言われてい…
-
112
オランジュリー美術館ルノワール《長い髪の水浴の女》
年齢を重ねるにつれ、ルノワールは古典芸術に強い関心を抱くようになりました。印象派がそもそも古典的なアカデミー美術…
-
113
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン《プロヴァンスの風景》
ドランは同じ主題で2点の絵を描いており、いずれもここオランジュリー美術館に所蔵されています。画面右側に立つ茶色の…
-
114
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン《道》
画面に描かれた道は、プロヴァンスの小さな村にある道です。道を明るく描くことで、真夏の強い日差しを間接的に表現して…
-
115
オランジュリー美術館アンドレ・ドラン《大きな帽子をかぶったポール・ギヨーム夫人の肖像》
ドランはポール・ギヨームの肖像を描いた後、その妻であったドメニカの肖像にも取り組むことになります。当時名の知れた…
-
116
オランジュリー美術館ピカソ《泉のそばの三人の女のための習作》
オランジュリーでは、この主題を扱った習作2点が並べて展示されることが多くあります。ピカソは1921年、フォンテー…
-
117
オランジュリー美術館ピカソ《抱擁》
この作品は、ピカソの「青の時代」を代表する一枚です。友人カルロス・カサヘマスが自ら命を絶った後、深い悲しみに沈ん…
-
118
オランジュリー美術館ピカソ《農夫たちのための習作》
1906年、ピカソはスペインの小さな村ゴソルに滞在しながらこの絵を描きました。「青の時代」からキュビスムへと移行…
-
119
オランジュリー美術館クロード・モネ《アルジャントゥイユの帆船》
1871年、モネは家族とともにパリ郊外のアルジャントゥイユに移り住みました。ボート遊びを楽しむ人々でいつも賑わっ…
-
120
オランジュリー美術館アルフレッド・シスレー《ルーヴシエンヌのモンビュソンへの道》
シスレーはパリ近郊の風景を好んで描きました。この絵は、ル・ペックという村の高い丘から見下ろした風景を描いています…
-
121
オランジュリー美術館キース・ヴァン・ドンゲン《ポール・ギヨームの肖像》
オランダ人画家キース・ヴァン・ドンゲンとポール・ギヨームには、古くからの縁がありました。まだ無名だったヴァン・ド…
-
122
オランジュリー美術館ポール・ゴーギャン《風景》
ゴーギャンはこの絵を描く2年前、1901年9月にタヒチを離れ、マルキーズ諸島へと居を移しました。生涯最後の住まい…