オランジュリー美術館 · 81/122

パリ · 絵画

ルノワール、水浴する女性

オランジュリー美術館 · パリ, フランス

このスポットの音声解説はアプリで MuseCatアプリ アプリで聴く

ルノワールは「水浴する女性」という主題を生涯にわたって何度も取り上げた。1883年作の《風景の中の裸婦》と見比べると、同じ主題でありながら様式が大きく異なることがわかる。1883年の作品が白、青、緑を中心に用いていたのに対し、この作品は晩年の画風らしく赤系統の色彩が画面全体を支配している。筆致もより太く長くなり、絵具を厚く重ねることで人物に生き生きとした立体感を与えている。

この二つの時期を比較してみると、ルノワールが巨匠としての地位に甘んじることなく、70歳に至ってもなお絶えず画風を変化させ、新たな試みを続けていたことが感じられる。こうした晩年の作品群は、のちにアンリ・マティスやピカソといった画家たちの注目を集めることになり、当時の有力な画商ポール・ギヨームもこの時期の作品を好んで収集した。そのおかげで、これらの作品は今日オランジュリー美術館に収まることとなったのである。

音声ガイド

作品の前で、 再生するだけ。

アプリで聴く

無料ダウンロード · iPhone

iPhoneでスキャン

← マガジン一覧へ戻る

写真 © TourLive(MuseCat の運営会社)