パリ · 絵画
アンドレ・ドラン「裸婦と壺」
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
高さ170センチ、幅131センチにおよぶ、ほぼ実物大の大作です。ドランはこの大きなキャンバスを屋外へ直接持ち出して描きました。当時すでに鉄道やチューブ入り絵具が普及していたため、こうして屋外で長時間制作することが可能になっていました。 風景の中の裸婦という古典的な主題を扱った作品で、右側の空にはもともともっと多くの山が描かれていましたが、雲で塗り直した跡が残っています。 モデルの顔は、まるで仮面をかぶっているかのような印象を与えます。のちにドランが手がけたブロンズ彫刻の顔立ちと非常によく似ていることから、この頃からすでにこうした仮面的な表現を試みていたと考えられます。
iPhoneでスキャン

