オランジュリー美術館 · 90/122

パリ · 絵画

セザンヌ《傷のある花瓶とりんご》

オランジュリー美術館 · パリ, フランス

オランジュリー美術館
このスポットの音声解説はアプリで MuseCatアプリ アプリで聴く

セザンヌは静物画のさまざまな題材の中でも、りんごをことのほか好んで描いた。傷みやすい他の果物と違い、外に置いていても長持ちするからだ。丸い球の形がもっとも描きやすいと考えていたセザンヌにとって、りんごは内部にさまざまな色が混ざり合い、光の加減によってその色が微妙に変化する点で、花瓶や水差しとはまた違った魅力を持つ題材だった。こうしてりんごとセザンヌは切っても切れない関係となり、この絵にも欠かさずりんごが描かれている。

テーブルもまた、上から見下ろしたような角度で描かれ、その上に置かれた物がすべて一目で見渡せるようになっている。遠近法のような写実的な決まりごとにはあまりこだわらず、セザンヌにとっては目に見えるままの再現よりも、画面全体の統一感のほうが重要だったのである。

音声ガイド

作品の前で、 再生するだけ。

アプリで聴く

無料ダウンロード · iPhone

iPhoneでスキャン

← マガジン一覧へ戻る

写真 © TourLive(MuseCat の運営会社)