パリ · 絵画
ルノワール、いちご
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
ルノワール晩年の作品に数えられるこの静物画は、赤系統の色を好んで用いた彼の後期の画風をよく表している。赤く熟れたいちごが画面全体に温かみを添え、細やかな筆致がいちご特有の質感までも生き生きと描き出している。
この絵が描かれた当時、ルノワールはリウマチに苦しむ日々を送っていたが、絵画は喜びと美しさを湛えるべきだという彼の信念どおり、画面からは苦痛の気配はまったく感じられない。
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