パリ · 絵画
ポール・ギヨームとアフリカ美術
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
この部屋には、ポール・ギヨームが収集したアフリカの美術品が展示されています。ポール・ギヨームは近代美術だけでなく、アフリカ美術にも深い関心と愛情を抱いていた、ひときわ異色の美術商でした。
20世紀初頭、ほとんどの人々はアフリカの彫刻や仮面を単なる民俗工芸品程度にしか見ていませんでした。しかしマティスやピカソなど一部の芸術家たちは、その中に宿る芸術的価値にいち早く気づき、アフリカ美術ならではの独特な形態や表現から着想を得て、自身の作品に取り入れていきました。
ポール・ギヨームがアフリカ美術と出会ったのは偶然のきっかけからでした。若い頃、自動車整備工場で働いていた彼は、アフリカから届いた荷箱の中に彫刻作品を見つけ、その魅力に惹き込まれ、すぐさま整備工場の窓辺にそれらを並べて人々に紹介し始めました。
その後1912年にアフリカ美術専門の会社を設立し、本格的に美術商としての道を歩み始めます。アフリカ美術の美的価値を広く伝えるため、詩人アポリネールと共に『黒人彫刻集』という書籍を共同で執筆したことでも知られています。
iPhoneでスキャン