パリ · 絵画
キース・ヴァン・ドンゲン《ポール・ギヨームの肖像》
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
オランダ人画家キース・ヴァン・ドンゲンとポール・ギヨームには、古くからの縁がありました。まだ無名だったヴァン・ドンゲンのために、ギヨーム自らが個展を開いてあげたこともあったのです。12年の歳月が流れ、ギヨームは成功した画商となり、ヴァン・ドンゲンは名の知れた肖像画家となりました。この肖像画は、二人の長い友情を記念して制作されたものです。
ギヨームのスーツの襟に付けられた赤いリボンは、フランス最高の勲章であるレジオン・ドヌール勲章を象徴しています。彼は自ら創刊した美術雑誌への功績によってこの勲章を授与されており、この肖像画はその栄誉を記念するために依頼されたものと考えられています。
ヴァン・ドンゲンは灰色と青を使ってこの肖像画を描きました。ギヨームのスーツと蝶ネクタイ、さらには瞳の色までもすべて青みで統一し、洗練された印象を生み出しています。背景は灰色で処理されていますが、頭の周りだけ明るく表現することで、顔がより際立つようにしています。
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