パリ · 絵画
ルノワール、ガブリエルとジャン
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
絵の中の子供はルノワールの次男ジャン、隣に座る女性はルノワールの妻のいとこガブリエルである。ジャンが生まれて以来、ガブリエルは子育てと家事を手伝うためルノワール家に身を寄せて暮らしていた。
二人のポーズは実に自然で、温かな色彩とやわらかな筆致が、ルノワールならではの穏やかな空気感をそのまま伝えている。
もともと屋外で制作することが多かったルノワールの代表作は、ほとんどが戸外で描かれたものだ。しかしこの時期からは、新しい画風を模索するために主に室内で制作するようになった。モデルについても、専門のモデルより家族など身近な人々を起用することが多くなったが、もともと親密な間柄であったからこそ、よりくつろいだ自然な姿を描き出すことができたのである。
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