パリ · 絵画
ルノワール、草原の二人
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
草の上に座る男女の上半身だけを描いたこの肖像画。男性は、ルノワールの友人であり画家仲間でもあったジョルジュ・リヴィエールとされている。隣にいる女性については、誰であるか伝わっていない。
まるでカメラが一瞬をとらえたかのような構図は、印象派時代のルノワール作品らしい特徴をよく表している。背景の草は形よりも雰囲気を感じさせる程度に素早い筆致で描かれ、二人の輪郭もやわらかくぼかされている。そこには、移ろいゆく一瞬の印象を画面にとどめようとした画家の意図が感じられる。
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