パリ · 絵画
アンドレ・ドラン「かごのある静物」
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
対称を成しているようでいて、わずかに歪んだ皿とかご、淡い緑色の背景まで、この絵はドランが17世紀オランダの静物画家たちの画風を参考にして描いた作品です。かごの奥に濃い色の果物を二つ加えることで、自らの個性を加えています。 この作品でもドランは、色と線を同時に使わず、分けて用いる実験を続けていました。光が当たる部分は白い絵具で明るく、暗い部分は黒い線で強調することで、立体感を作り出しています。 ドランのこうした画風を好んだポール・ギヨームのおかげで、オランジュリーにはドランの作品だけで28点が所蔵されており、これはギヨームが収集した画家たちの中でも最多の点数にあたります。
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