パリ · 絵画
シャイム・スーティン《ウサギ》
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
この絵もまた、スーティンが好んで描いた動物の死骸を題材にした連作の一つです。ただし、これまで見てきた作品とは異なり、このウサギは死んではいるものの、毛をむしられたり腹を裂かれたりはしておらず、損なわれていない状態で描かれています。スーティンが今回は、ウサギの毛並みを表現することにより力を注いだためです。
この絵でもう一つ目を引くのが、ウサギの横に置かれた赤い急須です。やや唐突にも見えるこの小道具は、スーティンが最も好んだ赤色を画面に取り込むための仕掛けでした。
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