パリ · 絵画
ピカソ『水浴する大きな女』
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
この作品は、ピカソが1921年に描いた『水浴する大きな女』である。水浴する女性というテーマは、古典絵画で好んで扱われてきた題材で、当時の画家たちの間でも流行し、多くの画家がこの主題で絵を描いた。しかし、ピカソはそれを自分なりのやり方で描き出した。
絵の中の女性の腕や肩は、目を引くほどしっかりと力強く描かれている。この時期、ピカソは舞踏家であった妻オルガ・コクローヴァとともに暮らしており、舞台で訓練するダンサーたちの引き締まった体を間近で観察する機会が多かった。そのとき描いた数多くのデッサンが、この絵にもよく反映されている。このように、ピカソの絵は一見似ているようでも、一枚一枚に実験的な要素が込められているといえる。
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