パリ · 絵画
アンリ・マティス「灰色のズボンのオダリスク」
オランジュリー美術館 · パリ, フランス
アンリ・マティスがニースで描いたオダリスク連作の一点で、女性がまとう灰色のズボン「シャルワール」が作品名の由来になっています。シャルワールはもともと北アフリカや中東地域の伝統衣装で、マティスは東洋的な雰囲気を出すためにモデルに着せました。 背景も中東のどこかのように見えますが、実際にはマティスが暮らしていたニースのアパルトマンです。壁に布や屏風を掛けて、イスラム風の空間を演出しました。 画面には鮮やかな色がふんだんに使われており、一歩間違えば野暮ったく見えかねませんが、「色彩の画家」と称されるマティスは絶妙な配置によって洗練された調和を生み出しています。
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