フランスの食文化 · 2/22

パリ · グルメ

フランスのレストランの使い方と「魔法の言葉」

パリ · パリ, フランス

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お店に着いたら、空いている席が見えてもすぐに座らず、入口で店員の案内を待ちましょう。最初のひと言は、必ず「Bonjour!」です。その後は英語で話しても問題ありませんが、フランスの人にとってこのひと言は高速道路のフリーパスのようなもの。たくさん言えば言うほど、プラスになります。

Bonjourと同じくらい大切な表現がほかに2つあり、フランスでは、この3つをまとめて「魔法の言葉」と呼びます。口にすれば礼儀正しいだけでなく、相手からも親切で温かな対応が返ってくるため、ごく小さいころから徹底して教えられます。ひとつめは、英語のpleaseにあたるs'il vous plaîtです。注文するときは、食べたいものを伝えたあとに必ずs'il vous plaîtを添えましょう。これを抜くと、ため口で話しているのと同じになってしまいます。最後のひとつはmerciです。サービスを受けるたびに、thank youの代わりにmerciと言いましょう。Bonjour、s'il vous plaît、merci。この3つを覚えておくだけで、地元の人に負けないくらい堂々と、気持ちのよいサービスを受けられます。

メニューについても知っておくと便利です。フランスのレストランの多くは、メニューがかなり頻繁に入れ替わります。毎日変わるのが「本日のメニュー」で、plat du jourと書かれています。メニューでよく目にするformuleは、ひとことで言えばセットメニューのことです。たいていは前菜、メイン、デザートのうち2つまたは3つを選べるので、前菜とメイン、メインとデザート、または3つすべて、という選択肢があります。コストパフォーマンスを重視するならおすすめの方法ですが、メニューから好きな料理を自由に選んでもかまいません。

ヨーロッパのレストランで誰もが迷う、パンと水についてもご説明します。フランスではパンは無料で、おかわり自由。しかもどれもおいしいので、遠慮せずに何度でも頼んでみてください。水は水道水なら無料ですが、必ず「une carafe d'eau」と言ってください。エビアン、ボルヴィック、ヴィッテルなどのボトル入りのミネラルウォーターは「une bouteille d'eau normale」と頼みます。フランス人は炭酸水もよく飲みますが、その場合は「l'eau gazeuse」と言います。炭酸水のブランドには、Badoit、San Pellegrino、Perrierなどがあります。水道水をお願いしたいときは、「Une carafe d'eau, s'il vous plaît!」と言えば大丈夫です。

お会計は、昔ながらのスタイルでは席についたまま行います。ただ、効率が悪いこともあり、最近はレジまで行って会計書を受け取り、その場で支払う方法が好まれているようです。話し手の経験では、会社員でにぎわう忙しいランチタイムはレジで支払うことが多く、ゆったり雰囲気を楽しむディナーでは、席でお会計をする傾向があるそうです。

チップについてもよく質問をいただきます。フランスでは基本的に料金に税が含まれているため、別途チップを渡す習慣はありません。素晴らしい料理とサービスに出会ったときには渡してもよいのですが、料金の何パーセントといった決まりはありません。チップについては心配しなくて大丈夫です。

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