パリ · 建築
ルイ9世の物語が刻まれた窓
サント・シャペル · パリ, フランス
このステンドグラスは、ここでもっともユニークな窓です。聖書ではなく、ルイ9世の物語が描かれているからです。茨の冠をサント・シャペルに安置するまでの道のりが表現されています。
下の方には、茨の冠に拝謁した後、担架に載せてパリへ運び、王宮に入る場面があります。さらに上へ目を移すと、ルイ9世が聖遺物を納めるサント・シャペルの建立を命じ、工事が始まる場面、完成したサント・シャペルで行われた聖別式に、王と王妃が参列する様子が続きます。いちばん上には、聖遺物とルイ9世が描かれています。
このようにルイ9世自身をステンドグラスに登場させることで、聖書の歴史が現在のフランス王室へとつながっているという力強いメッセージを、視覚的に刻み込んだのです。
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