パリ · グルメ
アレノ&リヴォワール、砂糖を使わないチョコレート
サン・ジェルマン・デ・プレ · パリ, フランス
甘いチョコレートが待つツアー最後の立ち寄り先は、パリの革新的なチョコレートブティック「アレノ&リヴォワール(Alléno & Rivoire)」です。ミシュラン3つ星シェフのヤニック・アレノ(Yannick Alléno)と、長年のパートナーであるパティシエのオーレリアン・リヴォワール(Aurélien Rivoire)が2021年に共同で立ち上げました。パリに2店舗あります。
このお店の本当の特別さは、精製糖、バター、クリームを一切使わないこと。代わりに、シラカバの樹液とフレッシュフルーツで、体にやさしい甘みを生み出しています。店内のあちこちに枝が飾られているのも目印です。チョコレートを1つ無料で試食できるので、ぜひ「試食したい」と声をかけて味わってみてください。
上質なナッツとシラカバの樹液で作るプラリネチョコレートや、スティック型のチョコレート、バニラビーンズがたっぷり入ったチョコレートも人気です。新しいのは、チョコレートをフランスのお酒とペアリングできるようにしたこと。その名も「プラケット・テロワール・ド・フランス(Plaquettes Terroirs de France)」、フランスのテロワールを閉じ込めたチョコレートバーです。繊細な酸味、上品な口どけと風味がシャンパンの爽やかな泡とバランスを取るよう設計された「アコール・シャンパーニュ(Accord Champagne)」や、コニャックとの相性を考え、より深く濃厚な味わい、キャラメリゼした風味とスパイスの香りを際立たせた「アコール・コニャック(Accord Cognac)」があります。ワインのように、各地域ならではの土壌と香りを、見た目と味わいの両方で表現。土壌の断面を、チョコレートを層に重ねて形にしています。単なるチョコレートではなく、美食のコースの一部として楽しめる一品で、フランスの豊かな食文化を体験するのにぴったりです。
コースの締めくくりにデザートを楽しむように、今回のツアーも甘いチョコレートで幕を閉じましたが、実はフランスの人々は、デザートで食事を終えることはあまりないそうです。チーズとコーヒーか紅茶で締めくくり、そこに軽いクッキーを添えるのだとか。そんな終わらない食事のように、足を踏み入れたら抜け出せなくなる場所がもう一つあります。ここから徒歩約10分の「ラ・グランド・エピスリー(La Grande Épicerie)」です。まだ元気な方はそのまま向かっても、あらためて時間を作って訪れても、きっと楽しめます。