暮らすように旅するパリ · 5/15

パリ · 街歩き

パリジャンが愛する公園、ビュット・ショーモン

パリ · パリ, フランス

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ガイドが考える、パリをいちばん満喫する方法は、天気のよい日に日なたと木陰のあいだに寝転がってピクニックをすること。天気がよければ、ほかの場所には行かず、ピクニックマットとおやつを持って公園へ向かうことが多いそうです。「現地で暮らすように旅する」スタイルが増えている今、予定が詰まった旅の中でゆとりを味わいたい方にも、これ以上ぴったりのコースはありません。雨などでピクニックに向かない日は、散歩に切り替えてもよいですし、天気があまりに悪ければ、思いきってこのコースを省いてもかまいません。

ご紹介する公園は、パリ北東部の19区にあるビュット・ショーモン公園です。中心部から離れているため、食事のあとの移動に20〜30分ほどかかりますが、それだけの価値があります。春から秋にかけては、若者がみんな集まっているのではと思うほど人が多いものの、誰もがのんびり過ごしているので、ヨーロッパらしい空気を感じるのにぴったりです。広さは約25ヘクタールで、パリの数ある公園のなかで5番目の大きさだとか。人が多くても、それほど窮屈には感じません。最大の特徴は、起伏が激しいこと。下から上へ登るのは少し大変ですが、上から見下ろす緑の公園とパリ市街の眺めは格別です。入口はいくつもあるので、公園の上のほうにある入口から入ると移動がラクでしょう。入口の位置は、別途テキストでご案内します。木陰がほしいなら公園の下のほうが、上のほうは木陰が少なめなので、お好みで選んでください。大きな湖や崖、滝もあり、見ているだけで涼しくなります。園内にはいくつかの橋があり、なかでも最も長い吊り橋「ポン・シュスパンデュ」は、エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルが計画したと伝えられています。

ピクニックには、軽いマットがあると便利です。パリジャンは、サンドイッチを手作りしたり、サラダ、サラミ、フルーツ、デザートなどを持ち寄ったりします。ガイドは、しっかり食べたいときはピザやハンバーガー、チキンを買ったり、ブランチ系をテイクアウトしたりするそうです。ちょっとしたおつまみなら、近くのスーパーでチーズやお菓子を買っていくのもよいでしょう。公園の近くにはスーパーが何軒かあります。フランスの代表的なスーパーは、モノプリ、フランプリ、カルフール。よく勘違いされますが、「カジノ」という名前のスーパーもあります。ビールやワインを持っていけば、気分も盛り上がります。ただし、ワインを持っていくなら、栓抜きを忘れずに。

注意したいのは、パリには公衆トイレが少ないこと。ビールを飲むなら、トイレが心配になるかもしれません。公園内にも公衆トイレはありますが、あまり清潔ではないことが多いです。ガイドは、どうしても行きたくなったら近くのカフェでコーヒーを1杯頼んでトイレを借りるそうです。無料で、あるいは少額の料金でカフェを利用しなくても使わせてくれるところもあるので、笑顔でスタッフに聞いてみるのも手です。さあ、パリジャンのようにピクニックを楽しみましょう。

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