フランスの食文化 · 11/22

パリ · 訪問のヒント

caféのメニューの読み方と使い方

パリ · パリ, フランス

このスポットの音声解説はアプリで MuseCatアプリ アプリで聴く

だからといって、フランスのcaféがすべてイマイチというわけではありません。フランス式のコーヒーを体験したいなら、もちろん足を運んでみる価値があります。caféは地下鉄の駅の近くや主要な通りに数多くあり、メニューはどこも同じです。値段の安い順に見ていきましょう。

まず、caféがあります。フランス式のエスプレッソにあたるものです。イタリアのエスプレッソに比べて水の量が少し多いので、フランス式と呼ばれます。エスプレッソマシンで、より長く抽出するということです。

次はcafé allongé(カフェ・アロンジェ)。エスプレッソにお湯を加えたもので、フランス式のアメリカーノにあたりますが、一般的なアメリカーノよりも水の量はかなり少なめです。お湯をもっと足して飲みたい場合は、お湯を追加でお願いすればすぐに持ってきてもらえます。お湯はde l'eau chaudeといい、ここにもs'il vous plaîtをつけるのをお忘れなく。

café noisette(カフェ・ノワゼット)は、エスプレッソにごく少量の牛乳を加えたもので、エスプレッソ用の小さなカップで出てきます。カフェラテが飲みたいなら、café crèmeを注文する必要があります。ただし、café crèmeも一般的なカフェラテに比べると、牛乳の量は少なめです。温かい牛乳を追加でお願いしたら出してもらえるでしょうか。いいえ、温かい牛乳は別メニューになっていて、改めて注文することになります。カプチーノは、ミルクの泡をのせ、チョコレートパウダーをふりかける点が異なります。café crèmeとカプチーノは、ふつう朝によく飲まれます。価格は、いちばん安いcaféが2.5ユーロほど、いちばん高いcafé crèmeとカプチーノが5ユーロほどです。コーヒーを飲まない方には、ホットチョコレートのchocolat chaudがあり、紅茶などのthéもいろいろな種類があります。カフェインを含まないハーブティーがよければ、メニューからinfusionを探してください。ホットチョコレート、紅茶、ハーブティーも5ユーロ前後です。どのcaféでも、以上のドリンクがそろっていて、味もだいたい似ています。

この価格は、テーブルに座って飲む場合のものです。席に着いて飲むスタイルをsur placeといいます。もっと安く飲む方法もあります。カウンター、フランス語でcomptoirに立って飲むとより安くなり、注文のときにsur comptoirと伝えます。いちばん安いのはテイクアウトで、pour emporterといいます。sur place、sur comptoir、pour emporter、この3つの表現を覚えておきましょう。

とくに朝は、カウンターの上のパンかごにクロワッサンやパン・オ・ショコラが入っていて、ドリンクと一緒に買って食べられます。もっとたっぷり、ゆったりと食べたい場合は、オレンジジュース、バゲット、ジャムがついた朝食メニューを頼む方法もあります。

夏にcaféへ行くと、多くの人が鮮やかな緑色のドリンクを飲んでいる姿が目に入ります。フランスの国民的な夏のドリンク、menthe à l'eau(マント・ア・ロー)で、直訳すると「ミント水」です。緑色のミントシロップに氷を入れ、ミネラルウォーターや炭酸水を注いで割って飲むもので、ぜひ試してみてください。アイスアメリカーノがなくてがっかりした気持ちも、爽やかさで満たされるはずです。

冬に旅行するなら、caféでヴァン・ショーという温かいワインをぜひ飲んでみてください。フランスの冬は、雪よりも雨が多く、caféに座って温かいヴァン・ショーを飲みながら、霧雨にけむる窓の外のパリの景色を眺める、そんなひとときを想像するだけでもロマンチックではありませんか。

音声ガイド

作品の前で、 再生するだけ。

アプリで聴く

無料ダウンロード · iPhone

iPhoneでスキャン

← マガジン一覧へ戻る

写真 © TourLive(MuseCat の運営会社)