パリ · 宮殿・各室
栄誉の階段
ヴェルサイユ宮殿 · パリ, フランス
「栄誉の階段」と名付けられたこの階段は、下の階が衛兵や使用人たちの控える場所であったのに対し、上の階は王妃と招かれた者だけが上がることのできる空間であったことに由来します。この階段を上がれること自体が、王室から選ばれた身分であることを証明するものでした。
階段の手すりは、当時の最高の職人たちが心血を注いで仕上げた金色の装飾芸術品で、フランスを象徴する雄鶏の頭とともに、アルファベットの「MA」を重ねた紋章が刻まれています。これはマリー・アントワネットのイニシャルです。興味深いのは、もともとこの場所には、この建物を築いたルイ15世の紋章が刻まれていたという事実です。新たな主となったマリー・アントワネットが、前の主の痕跡を消し、自分の紋章に置き換えたのであり、プティ・トリアノンだけは自分の思い通りにするという彼女の意志がうかがえる部分です。
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