パリ · 宮殿・各室
ビリヤード室、故郷を偲んだ王妃の空間
ヴェルサイユ宮殿 · パリ, フランス
この部屋に置かれたビリヤード台は、もともとルイ15世のものでした。マリー・アントワネットがプティ・トリアノンを手に入れると、このビリヤード台は上階の食堂の脇へと移され、代わりに自分を護衛する士官たちが使えるよう、別のビリヤード台がこの部屋に置かれました。上階に移されたビリヤード台は、フランス革命の際、ヴェルサイユの多くの家具とともに失われました。現在この部屋にあるビリヤード台も、マリー・アントワネットが設置したものではなく、この部屋の本来の用途を示すために、19世紀に別の場所から運び込まれ、復元されたものです。
左の壁には大きな絵画が二点掛けられています。マリー・アントワネットの故郷オーストリアで、彼女の姉妹たちが演劇やバレエの公演を行う場面を描いた絵で、見知らぬフランスの地に嫁ぎ、孤独を感じるたびに王妃はこれらの絵を見て、故郷での幸せだった幼い日々を懐かしんだといいます。正面の暖炉の上には、マリー・アントワネットの胸像が据えられています。
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