パリ · 宮殿・各室
領主たちの控えの間
ヴェルサイユ宮殿 · パリ, フランス
この部屋は、もともと国王に謁見するために訪れた貴族や領主たちが控えていた空間でした。その後、実用性を重んじたナポレオンがこの部屋を食堂に改装しました。当初は彼の母「マダム・メール」の従者たちが食事をする場所として使われ、のちに二人目の皇后マリー=ルイーズの食堂として使われました。
部屋の中央には、直径2.75メートルにも及ぶ大きな円形テーブルが置かれています。19世紀を代表する食卓と言っても過言ではないほど有名で、木目の美しさをそのまま生かすため、天板には継ぎ目のない一枚板が使われました。これは当時としては相当な技術を要する作業でした。脚の部分は翼を持つ人魚の姿に彫られており、テーブルの上には、トランプ遊びや球遊びに興じる庶民の日常を描いた小さな彫刻が添えられ、豪華な宮殿の中にささやかな楽しさを与えています。
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