パリ · 宮殿・各室
ペリステル、柱が切り取る風景
ヴェルサイユ宮殿 · パリ, フランス
「柱に囲まれた回廊」を意味するペリステルは、ルイ14世自らが発案した空間です。当初の設計案では通常の部屋が並ぶ予定でしたが、中庭から庭園の向こうの景色を一望したいという王の意向により、壁を取り払い柱だけで構成された開放的な造りに変更されました。
ここを飾るピンク色の大理石の柱は、800キロメートル以上離れた南フランスから運ばれてきたものです。さらにこれらの柱は、実際に屋根の重みを支えるために必要な太さをはるかに超えて設計されており、構造上の必要性というよりも、絶対王政の富と優雅さを誇示するための装置に近いものでした。財政難にあった晩年にもこうした工事を強行したところに、ルイ14世の贅沢な一面がうかがえます。
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