サント・シャペル · 11/22

パリ · 建築

ステンドグラスの読み方

サント・シャペル · パリ, フランス

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ステンドグラスは「読む」ものです。これらの窓は、単なる美しい絵ではなく、文字の読めなかった13世紀の人々にとって、本物の聖書そのものでした。紙の本に文字や単語、文、ページがあるように、ステンドグラスにも文法があるのです。

大きな窓を一つ選んでよく見ると、縦に細長い窓がいくつも組み合わさった構造だとわかります。この細長い縦長の窓一つひとつを「ランセット」と呼び、「格子窓」ともいわれます。側面の大きな窓8枚は、それぞれ4つのランセットに分かれ、正面アプスの小さな窓7枚は、それぞれ2つのランセットに分かれています。つまり、大きな窓一つに、細長い絵本が4冊並んでいるようなものです。

各ランセットは、上から下まで小さな絵のパーツでぎっしり埋め尽くされています。このパーツ一つひとつを「メダイヨン」または「パネル」と呼び、本でいえば1ページにあたります。一つの窓には通常数十から100あまりのメダイヨンがあり、15枚の窓とバラ窓を合わせて、全部で1113になります。有名な「1113」という数字は、ここから来ているのです。

読む順番は、上から下ではなく、必ず下から上です。いちばん下のメダイヨンから始めて、一段ずつ上っていきます。中世の人々にとって、下から上へ昇ることは、地上から天へと昇る人間の祈りを象徴していたからです。絵を読む行為そのものが祈りであり、場面を一つ上がるごとに、祈りが天に届くと考えられていました。ただし、まっすぐ上へ進むわけではなく、ジグザグに読みます。いちばん下の段は左から右へ、次の段は右から左へ、その次はまた左から右へと、「く」の字を描くように上がっていくのです。本の文字を追うのと同じ要領です。

色にも意味があります。青は天上の色で、神聖な人物や出来事によく使われます。聖母マリアの衣がいつも青で表されるのも、そのためです。赤は、王の権威と犠牲の血、つまり小羊であるイエスの血を同時に象徴します。黄色については、のちほど0番窓の前で改めてお話しします。

13番窓の前に着きましたか。ここでは、人類の始まりの物語である「創世記」を一緒に見ていきましょう。

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