サント・シャペル · 13/22

パリ · 建築

出エジプト記と民数記、11番窓・9番窓

サント・シャペル · パリ, フランス

サント・シャペル
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11番窓は、13番窓のすぐ奥にあります。側面の大きな窓には奇数の番号だけが付けられているため、13番の次が11番になります。この窓の物語は、一人の赤ん坊を川に流す場面、「出エジプト記」から始まります。聖書をご存じなくても、筋は単純です。400年間エジプトで奴隷として暮らしてきたイスラエルの民を、一人の男が率いて自由へと脱出する、壮大な物語です。窓の絵の大部分は、800年前の13世紀のガラスです。

いちばん下では、葦のかごに入れられた赤ん坊がナイル川に浮かんでいます。エジプト王がイスラエルの男の子をすべて殺すよう命じたため、母親はわが子を救おうと川に託したのです。そのかごを見つけて引き取ったのは、よりによってエジプトの王女でした。この子がモーセです。葦の茂みをよく見ると、隠れて見守る少女がいます。弟の無事を最後まで見届ける実の姉、ミリアムです。

1段上では、成長したモーセが荒野で羊を飼っています。手にした長い杖、つまりモーセの杖を覚えておいてください。その上には、燃えているのに燃え尽きない柴があり、その炎の中から神が初めてモーセを呼びます。「わたしの民をエジプトから導き出しなさい」。

窓の中央には、エジプトを襲った十の災いが広がります。カエルの大群、3日間の暗闇、ハエの大群。そして最後の10番目の夜には、エジプトのすべての家で長子が命を落とします。イスラエルの人々は戸口に羊の血を塗り、その死が家を通り過ぎるようにしました。血を塗った戸口の場面も探してみてください。

4段目がこの窓のクライマックス、紅海です。目の前を海がふさぎ、背後からはエジプト軍が迫る絶体絶命の瞬間、モーセが杖を高く掲げると、海が二つに割れます。民は水の壁の間を渡り、追ってきた軍勢は水に呑まれます。

最上段とティンパヌムには、荒野の40年が描かれています。天から降る食べ物マナ、シナイ山で十戒を授かるモーセ。その間、山のふもとでは、人々が金の子牛を造って拝んでいます。台座の上の子牛と、その周りで踊る人々です。山から下りたモーセが怒って十戒の石板を砕く場面も、この近くにあります。この窓の核心は、奴隷から自由へと向かう旅であり、その中心にはいつもモーセの杖があります。

続く9番窓は、荒野40年の不思議な出来事を描く「民数記」、「民を数える」という意味の書です。この窓は独特で、下の2段がほとんど戴冠の場面で埋め尽くされています。各部族の長に次々と王冠をかぶせる姿で、さまよう群れが組織された民へと変わる過程を表しています。大部分が13世紀のオリジナルです。

中央へ上がると、偵察の物語があります。モーセが約束の地を探らせるために送った偵察隊の「証拠品」が傑作です。二人の男が長い棒を肩に担ぎ、その真ん中に途方もなく大きなブドウの房がぶら下がっています。一人では持てず、二人がかりで運んだというブドウです。あの地がそれほど豊かだという、目に見える証拠です。

最上部のティンパヌム近くには、この窓でもっとも重要な場面、青銅の蛇があります。棒に蛇が巻きついた場面で、荒野で毒蛇にかまれた人々が青銅の蛇を見上げると助かったという物語です。後世の神学者たちは、ここに十字架を見ました。蛇を見上げれば生きるように、十字架のキリストを仰げば生きる。旧約と新約をつなぐ橋のような場面です。

また、ロバに乗った男の前に、剣を持った天使が立っています。天使の姿が見えない男は、立ち止まったロバを打つばかり。するとロバが口を開いて言います。「なぜわたしを打つのですか」。13世紀の絵らしく、その言葉がまるで漫画のようにふきだしで表されているのもご覧ください。

11番窓と9番窓で、モーセの大脱出と荒野の40年を見てきました。次は、この壁でいちばん奥にある7番窓、ついに約束の地の入口に立つ物語です。

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写真は ウィキメディア・コモンズ より。撮影:Ninara(CC BY 2.0)。

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