ロダン美術館 · 29/65

パリ · 彫刻

弟ではなく妹を彫った、『イカロスの妹、イリュージョン』

ロダン美術館 · パリ, フランス

ロダン美術館
このスポットの音声解説はアプリで MuseCatアプリ アプリで聴く

イカロスはギリシャ神話に登場する人物で、迷宮に閉じ込められた後、父が作った翼を使って脱出に成功する。しかし父の警告を無視して太陽に近づきすぎたため、翼を固定していた蝋が溶けて海に落ちてしまう。ロダンが活動していた19世紀のロマン主義芸術家たちにとって、イカロスは不可能に挑み自由を追い求める精神を象徴する代表的な存在だった。

ロダンもイカロスを彫刻して『地獄の門』に組み込む計画を立て、スケッチまで完成させていた。しかし結局『地獄の門』には含めず、独立した作品として作ることにした。興味深いことに、ロダンはこの作品を男性であるイカロスではなく、女性の姿で彫刻した。そして作品のタイトルも「幻影」を意味する「イリュージョン」とし、そこに「イカロスの妹」という副題をつけた。

音声ガイド

作品の前で、 再生するだけ。

アプリで聴く

無料ダウンロード · iPhone

iPhoneでスキャン

← マガジン一覧へ戻る

写真は ウィキメディア・コモンズ より。撮影:Shadowgate(CC BY 2.0)。

写真 © TourLive(MuseCat の運営会社)