パリ · 彫刻
互いの絵を交換し合った — ロダンと画家ウジェーヌ・カリエール
ロダン美術館 · パリ, フランス
この部屋の壁に掛けられている絵は、画家ウジェーヌ・カリエールの作品だ。ロダンとカリエールは互いの才能を尊重し、大切にし合う友人同士で、その友情の証として互いの作品を交換することもあった。この壁に掛かっている絵はまさにそうしてロダンがカリエールと交換した作品であり、その中にはロダンの肖像画も含まれている。
その中でも注目したいのが、ヌードの女性を後ろから描いた一枚だ。カリエールはロダンと同じく女性の体に深い関心を抱き、数多くの作品を残したが、この絵は光の処理や、光が女性の体に差し込んだ瞬間に浮かび上がる輪郭を繊細にとらえており、ロダンが特に気に入っていたと伝えられている。ロダンはカリエールのこうした画風を評して「彫刻家のように絵を描く」と語ったこともある。
iPhoneでスキャン