パリのピカソ · 15/27

パリ · 絵画

生涯続いた闘牛への愛

ピカソ美術館 · パリ, フランス

ピカソ美術館
このスポットの音声解説はアプリで MuseCatアプリ アプリで聴く

1922年に描かれた『コリダ(Corrida)』は、タイトルのとおり闘牛を意味します。幅広い関心と好奇心の持ち主だったピカソが、幼い頃から晩年まで変わらず関心を寄せ続けたのが闘牛でした。闘牛は、時期を問わず繰り返し現れる、彼の作品の重要なテーマです。ごく幼い頃に父に連れられて故郷マラガの闘牛場を訪れたのを皮切りに、のちにはフランス南部のアルルなど、闘牛にまつわる催しを追いかけて各地を巡りました。年を重ねてからも、ジョルジュ・ブラックやマックス・ジャコブといった仲間たちを闘牛の世界へ誘い、インタビューでは「画家でなかったら闘牛士になっていただろう」という趣旨の言葉まで残したといいます。

初めて描いた闘牛の絵は、1889年、9歳のときの作品です。試合の様子を描くだけにとどまらず、雄牛から着想を得て、ギリシャ神話に登場する半人半獣の怪物ミノタウロスをモチーフにした作品も描きました。ピカソの作品に登場するミノタウロスは官能的な雰囲気で描かれることが多く、そこに現れる雄牛もまた、闘牛と結びつけて見ることができます。パリのピカソ美術館でも、ミノタウロスを描いた作品を鑑賞できます。

ピカソは本も一冊出版しています。自ら描いた闘牛の作品を集めた画集で、親しかった闘牛士に文章を依頼し、残りを自分の作品で埋めました。闘牛と雄牛は、生涯を終えるまで、ピカソの芸術の大きな柱であり続けたのです。

音声ガイド

作品の前で、 再生するだけ。

アプリで聴く

無料ダウンロード · iPhone

iPhoneでスキャン

← マガジン一覧へ戻る

写真 © TourLive(MuseCat の運営会社)