パリ · 街歩き
どんな公演を観る?
パリ · パリ, フランス
言葉の壁が心配でパリでの観劇をためらっている方のために、状況別に楽しむ方法をご紹介します。役立つサイトは、アプリのメニュー>スクリプト下部の「もっと知る」にリンクをまとめてあります。
1つ目は、英語なら大丈夫という方。英語字幕つきの公演を探してみましょう。特に、毎年9月から3〜4か月にわたって開かれるフェスティバル・ドートンヌ(秋の芸術祭)のような大きな催しでは、英語字幕つきの公演が多くあります。筆者がオデオン座で観たイタリア語の舞台では、フランス語字幕は毎回ついていて、英語字幕も2回ほど提供されていました。パレ・ガルニエやオペラ・バスティーユといった大きなオペラ劇場でも、フランス語と英語の字幕を両方出していることがよくあります。
2つ目は、外国語はどれも負担という方。そんな方にはダンス公演をおすすめします。バレエやコンテンポラリーダンスは、言葉よりも身体表現と音楽で感動を届けるので、言語を気にせずそのまま楽しめます。
3つ目は、公演よりも劇場そのものに興味がある方。それなら劇場ツアーがぴったりです。パレ・ガルニエのような歴史ある劇場は、それ自体が芸術作品です。事前に予約すれば、公演を観ずにツアーだけ楽しむこともできます。ただ、すべての劇場がツアーを行っているわけではないので、プログラムを確認して予約してから行くことをおすすめします。
では、公演情報はどこで探せばよいのでしょうか。フランスの代表的なチケットサイトには、Fnac、Ticketmaster France、France Billetなどがあります。オペラ、演劇、ミュージカル、サーカスなど、さまざまな公演を一覧できるサイトです。文化誌や新聞のTélérama(テレラマ)やLe Figaro(ル・フィガロ)でも、パリの最新公演情報をチェックできます。フェスティバル・ドートンヌやアヴィニョン演劇祭といった演劇祭のプログラム、そしてモリエール賞の受賞作に注目するのもよい方法です。モリエール賞は、ブロードウェイのトニー賞、ウエストエンドのオリヴィエ賞に並ぶフランス舞台芸術最高の賞で、フランスを代表する劇作家であり俳優でもあるモリエールにちなんで名づけられました。
気になる劇場のプログラムを直接チェックするのも賢い選択です。筆者もよく使う方法で、いろいろな劇場について事前に知っておくと役立ちます。この「公演の旅」の後半では劇場紹介も用意していますので、ぜひ最後までお聞きください。
最後に、パリでは地下鉄やビルの電光掲示板でも公演が宣伝されています。地下鉄だけでなく、街のあちこちに「モリス広告塔(Colonnes Morris)」という緑色の円柱が立っています。19世紀から続くパリならではの文化的アイコンで、公演、映画、展覧会などさまざまな文化イベントのポスターが貼られ、クラシックなデザインと色合いで通りの風景に溶け込みながらも目を引きます。

