夜のパリ散歩 · 13/24

パリ · 街歩き

バトー・ムーシュとバトー・パリジャン、どちらに乗る?

パリ · パリ, フランス

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セーヌ川沿いにパリの名所をめぐる遊覧船の代表格が、バトー・ムーシュとバトー・パリジャンです。どちらの名前にも入っている「バトー(bateau)」は、フランス語で「船」のこと。観光客に最もよく知られているのはバトー・ムーシュですが、最近はバトー・パリジャンのほうが良いという評判も広まり、どちらに乗るか迷う方が増えています。ここでは、両方に乗った体験をもとに比べてみましょう。

バトー・ムーシュは1867年に始まり、150年以上の歴史を誇るパリ遊覧船の元祖です。メトロ9号線アルマ・マルソー駅近くの乗り場を出発し、コンコルド広場、ルーヴル、市庁舎、ノートルダム、ポン・ヌフ、オルセーを経て、最後にエッフェル塔を眺めてから乗り場へ戻ります。所要時間は約1時間10分。4〜9月の繁忙期は午前10時から午後10時30分まで30分間隔、10〜3月の閑散期は午前11時から午後9時20分まで40分間隔で運航しています。料金は大人14ユーロ、4歳以上12歳未満は6ユーロ、4歳未満は無料です。多言語のオーディオガイドがあるのは大きな利点ですが、作られてからだいぶ年月がたっているせいか、内容はあまり面白くありません。筆者は9年前の冬に乗ったとき、寒くてデッキに出られず、船内でガイドを聞くうちに眠ってしまい、あまり良い印象が残りませんでした。ところが昨年、天気の良い日の日没前に乗り直してみると、見方が変わりました。ポン・ヌフで折り返すころにちょうど日が沈み、最後にきらめくエッフェル塔まで見届けるコースは、本当に素晴らしかったのです。ぜひ屋外席に座ってください。

バトー・パリジャンは新しい船で、設備がより快適です。いちばんの魅力は、乗り場がエッフェル塔のすぐそばにあること。バトー・ムーシュはアルマ・マルソー駅からかなり歩きますが、エッフェル塔はほとんどの旅行者が一度は訪れる場所で、その真下に乗り場があるので動線もスムーズです。また、団体観光客はバトー・ムーシュに集まりやすいぶん、バトー・パリジャンは比較的静かだという声がよく聞かれます。こちらも多言語のオーディオガイドがあり(筆者は聞かなかったため、内容は未確認です)、船内は1階の客室と2階のテラスに分かれています。1階は快適ですが天井が低く、写真を撮るときに引っかかりがち。寒くなければ2階での鑑賞がおすすめです。料金はバトー・ムーシュより1ユーロずつ高く、大人15ユーロ、4〜12歳は7ユーロ、4歳未満は無料。運航時間は1時間です。

どちらの船も、チケットは現地で買うよりオンラインの予約サイトで購入したほうが安いことが多いので、事前にオンラインで手配しておくのがおすすめです。日没時刻は月によって違うため、あらかじめ調べておき、日没前後に乗船しましょう。最初の30分は夕焼けを、折り返して戻る残りの30分は夜景を楽しめば、二つの魅力を一度に味わえます。

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