暮らすように旅するパリ · 2/15

パリ · 街歩き

花とパンの通り、マルティール通り

パリ · パリ, フランス

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KBカフェを出たら、マルティール通りを歩いてみましょう。ここまでの道すがら、すでに通り過ぎているかもしれません。モンマルトル方面から始まり、ノートルダム・ド・ロレット教会まで続くゆるやかな坂道で、9区と18区の境あたりに位置します。伝統的なパリらしい通りのひとつに数えられ、小さな商店や果物店、花屋、カフェ、ベーカリーが軒を連ねることから、美食の通りとも呼ばれています。週末や休日はひときわにぎやかですが、混雑による息苦しさより、あふれるエネルギーを感じられるのが魅力。ガイドもそんな雰囲気が大好きだそうです。今日歩くのは、KBカフェのある下のほうから、ノートルダム・ド・ロレット教会まで。

カフェから少し下ると、青い看板のアイスクリーム店「グラッセ」が見えてきます。ガイドお気に入りのレモンソルベもおいしく、ココナッツ味の青いアイスクリームも名物。ココナッツ好きならぜひ試してみてください。さらに下ると、イギリス風のローズ・ベーカリーがあり、すぐ隣にはテイクアウト店舗もあります。ただガイドは、ボン・マルシェ百貨店の中にあるローズ・ベーカリーのほうが、味も雰囲気も上で、写真映えもすると感じているそうです。近くに行く機会があれば立ち寄ってみてください。

ローズ・ベーカリーから教会までは、ベーカリーがずらりと並びます。ここで少し、フランスのパンのお話を。フランス語でパンは「パン(pain)」。パンという言葉は、ヨーロッパ諸言語のルーツであるラテン語に由来するそうです。日本語の「パン」は、ポルトガル語から伝わったものだといわれています。ガイドの目に映るパンは、フランスの人々にとって主食であり、ひとつの文化でもあります。昨年までの1年間に、およそ60億本のバゲットが作られたとされています。スーパーではバゲットを6本や8本まとめて売っていることが多く、束で買う人の姿も珍しくありません。ある調査では、フランスを代表する食べ物として、ワイン、チーズに次いでバゲットが挙げられたそうです。ガイドは最近、バゲットよりも雑穀パンのようなカンパーニュに夢中。バゲットよりもむちっとした食感なので、機会があればぜひ。

もうひとつおすすめなのが、キッシュ。見た目はタルトに似ていて、卵とクリームで作る、アルザス・ロレーヌ地方の伝統料理です。いちばん基本となるのは、ベーコン入りのキッシュ・ロレーヌ。ベーカリーでは温めるか尋ねられるので、すぐに食べるなら温めてもらいましょう。簡単な朝食にもなり、ガイドもよく食べるパンのひとつです。さあ、お昼を食べに行きましょう。

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