パリ · 街歩き
ポンヌフ ― パリ最古の橋
パリ · パリ, フランス
サント・シャペルの見学を終えたら、シテ島を離れてルーヴル美術館へ向かいます。ルーヴルへの道のりでは橋が2つ現れ、最初に出会うのがポンヌフです。ポンヌフはセーヌ川でいちばん有名な橋。フランス語で「ポン」は橋、「ヌフ」は新しいという意味で、合わせると「新しい橋」になりますが、実際のポンヌフはパリで最も古い橋です。最古の橋に「新しい」という名前がついたのは、この橋ができた頃、セーヌの橋はほとんどが木造で、石造りのこの橋が当時としては新しいスタイルだったからです。
ポンヌフが有名になったのは、長い歴史のためだけではありません。映画『ポンヌフの恋人』の舞台としても知られています。実は撮影当時、ポンヌフでの撮影許可が下りず、別の場所にセットを組んで撮影されたため、実際にここで撮られたわけではありませんが、この映画のおかげでポンヌフは人気の橋になりました。映画は、タイトルの印象とは裏腹に、過激なテーマと内容から酷評も受けた一方、どん底の暮らしの中の情熱的な愛をよく描いたとも評価されました。ホームレスたちの恋を描いた作品で、視力を失いつつある女性と、彼女と出会って執着するようになる男性が登場し、世界の最底辺で、もう失うものがない人々の物語を伝えています。橋の美しさを描いた映画ではありませんが、「新しい橋」というポンヌフの隠れた意味を最もよく表している映画なのかもしれません。
ちなみに、この橋の丸い張り出し部分で記念写真を撮ると幸運が訪れるという言い伝えもあります。信じるかどうかはあなた次第ですが、1枚撮ってみるのも旅の楽しみになりそうです。
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