パリ · 街歩き
コンコルド広場 ― 血の広場から調和の広場へ
パリ · パリ, フランス
テュイルリー公園からシャンゼリゼ通りへと続く途中にあるコンコルド広場は、パリで最も大きな広場として知られています。フランス革命の時代、ここには断頭台が据えられ、数多くの人々が処刑されました。マリー・アントワネットもまた、この場所で断頭台の露と消えています。伝えられるところによると、彼女は断頭台へ向かう途中、誤って死刑執行人の足を踏んでしまい、「ごめんなさい、わざとではないのです」と言ったとか。この言葉が彼女の最期の言葉として記録されているそうです。また、ほかの死刑囚がうつ伏せで処刑されたのに対し、彼女は刃を見上げる形で仰向けにされ、自分に向かって落ちてくる刃を見つめなければならなかったともいわれます。この話が事実なら、それほど残酷な方法がとられたのは、当時マリー・アントワネットへの怨嗟の声が極みに達していたからなのでしょう。
こうして数え切れないほどの人々が断頭台で命を落とし、「血の広場」と呼ばれるほど暗い歴史を持つ場所ですが、「コンコルド」とは「調和」を意味する言葉。今は暗い過去を乗り越え、調和へ向かおうという願いが込められています。広場の中央にはエジプトのルクソール神殿から運ばれたオベリスクが立ち、断頭台があった場所には噴水が設けられ、かつての面影はもうまったく見当たらない観光名所となりました。コンコルド広場を過ぎたら、シャンゼリゼ通りへ歩いていきましょう。
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