オペラ・ガルニエ · 17/33

パリ · 建築

定期会員のロトンド

オペラ・ガルニエ · パリ, フランス

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ロトンド(円形ホール)とは、円形の屋根の下にあるホールや建物を指す建築用語で、「丸い」を意味するラテン語「ロトゥンドゥス」に由来します。周囲を見渡すと、赤い大理石の柱がホールをぐるりと囲み、天井を支えています。これらの柱は、イタリアから運んだ最高級の大理石で造られました。

ここはもともと、定期会員が集まるエントランスでした。かつては、1年単位でオペラ・ガルニエのボックス席を借りて公演を楽しんでいた裕福な人々が、この場所に集まったといいます。当時の富裕層は、産業化のなかで商工業によって巨額の富を築いた、新興のブルジョワ階級でした。オペラは、こうしたブルジョワ階級のおかげで、とりわけ人気を集めたのだそうです。ブルジョワたちも、貴族や王族が仲間内でクラシックのコンサートを開いたように、自分たちの高価な芸術の嗜好を示したいと考えていました。こうして、高額なチケットを払い、劇場の良い席を手に入れようとする伝統が生まれたのです。

そのため、オペラ・ガルニエはブルジョワの社交の場としての役割も果たしました。とりわけ、ブルジョワ女性たちが夜に出かける場所だったといいます。ブルジョワの男性には、ムーラン・ルージュのように夜に訪れられる場所が多くありましたが、女性が夜に出入りできる場所は、当時はまれだったからです。

天井には、いくつもの文字が重なり合う円形の帯があり、ここにシャルル・ガルニエのサインが隠されています。「jean louis charles garnier architecte 1861 1875」と刻まれているので、探してみてください。1861と1875は、先ほどご紹介したとおり、ガルニエがオペラ・ガルニエを建てた期間です。建築家ジャン・ルイ・シャルル・ガルニエが、この期間にこの建物を造ったという意味で、署名が残されています。

次の場所は、ピュティア噴水です。移動の映像を参考にしてください。右の方向を向き、画面に示された場所へまっすぐ進むと、チケットの確認場所があります。スタッフにチケットを確認してもらったら、そのまま直進してピュティア噴水の前で止まり、次のトラックをお聴きください。

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写真は ウィキメディア・コモンズ より。撮影:Chatsam、FR(CC BY-SA 4.0 / Public domain)。