ノートルダム大聖堂 · 3/21

パリ · 訪問のヒント

大聖堂を見るための3つのヒント

ノートルダム大聖堂 · パリ, フランス

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ノートルダム大聖堂の圧倒的な美しさは、写真を撮るだけで通り過ぎてしまってはもったいありません。いくつかの「秘密のコード」を知っておくと、聖堂がまったく違って見えてきます。この壮大な美しさに隠された象徴と構造を、3つのヒントでご紹介します。

1つ目は、一歩下がって全体を眺めること。聖堂のすぐ前でその迫力に圧倒されるのも素敵ですが、本当の魅力は少し離れたところから見たときに現れます。セーヌ川の対岸や、聖堂の裏手にある橋の上から、ゆっくりと全体の姿を眺めてみてください。現在は工事の真っ最中ですが、その向こうに見える聖堂のシルエットは今も心を打ちます。建物をまるで翼のように優雅に支えるフライング・バットレスが描く曲線も、ぜひ見てください。

2つ目は、聖堂の向きに込められた意味です。聖堂は大きな羅針盤のようなもの。私たちが入る入口は、いつも西を向いています。日が沈む西は「闇」と「俗世」を意味し、ここから聖堂の中へ入ることは、闇を抜けて「光の空間」へ向かう聖なる旅の第一歩なのです。ミサが行われる最も大切な中央祭壇は東、つまりエルサレムの方角を向いています。日が昇る東は「復活」と「希望」、そして「新しい命」の象徴です。

3つ目は、大きな十字架と森を思い描くこと。聖堂の全体の平面は、実は大きな十字架の形をしています。ですから聖堂の中を歩くことは、イエスの足跡をたどる巡礼の道を歩くことでもあります。内部に入ると、石でできた神秘の森に迷い込んだかのようです。天へどこまでも伸びる柱は大木の幹を、柱の上のほうの装飾は木の葉やぶどうの房を表しています。天井を走るアーチ状の骨組み、リブ・ヴォールトは、木々の枝が絡み合って空を覆う森の屋根、つまりキャノピーを表現したもの。色とりどりのステンドグラスは、木の葉の間からこぼれる澄んだ陽光を意味しています。

中世の建築家たちは、信者がまるで太古のエデンの園に足を踏み入れたかのような神秘的な体験ができるよう、この空間を設計しました。ノートルダムで大きな森を歩きながら、光に向かって進む特別な巡礼者になってみませんか。

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写真は ウィキメディア・コモンズ より。撮影:DXR(CC BY-SA 3.0)。

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