パリ · 街歩き
「すばしこい兎」、芸術家たちの行きつけの酒場ラパン・アジル
モンマルトル · パリ, フランス
大きなウサギの絵が印象的なここは、モンマルトルの芸術家たちの行きつけの酒場だったラパン・アジル(Lapin Agile)です。目の前のベンチに腰かけて、ひと息ついてみてください。100年前には、ピカソやルノワールが座っていた場所かもしれません。店名は、フランス語でウサギを意味する「ラパン」と、すばしこいを意味する「アジル」を合わせた「すばしこいウサギ」。看板を描いたアンドレ・ジルの名前にちなんで「ジルのウサギ(ラパン・ア・ジル)」とも読めるため、二つの意味を掛けた名前といえます。酒場ができたのは19世紀で、いくつかの名前を経て、この愛らしいウサギの看板を掲げるラパン・アジルになりました。
常連だったピカソは、『ラパン・アジルにて』という作品を残すほどこの店をたびたび訪れ、愛したそうです。芸術家たちはここでお酒を飲み、歌に耳を傾けながら交流しました。ラパン・アジルは100年前も今も、ライブ演奏を続けています。店内は少し狭いかもしれませんが、その分、マイクやスピーカーなどの音響設備がなく、楽器と声だけで奏でられる本物のライブを楽しめるのも魅力です。
パリのロマンを最も身近に感じられる場所といえば、パリのあちこちに隠れているライブジャズバーでしょう。公演は金曜と土曜が最も多いものの、店ごとにスケジュールは異なります。各ジャズバーのFacebookページやウェブサイトで公演日程を確認してから出かけることをおすすめします。ガイドのおすすめは、セーヌ川沿いにある「38Riv」と「Le Noctambule」です。慌ただしい観光も楽しいものですが、ワインを片手にライブジャズに浸るひとときも、パリの雰囲気を味わう素敵な時間になるはずです。
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