パリ · 街歩き
フィリップ・オーギュスト城壁、12世紀パリの境界
マレ地区 · パリ, フランス
校庭に沿って長く続く壁が見えますか。これはフランス語で「アンサント・ド・フィリップ・オーギュスト(Enceinte de Philippe Auguste)」と呼ばれる、12世紀の中世の城壁跡です。1190年、フランス王国を治めていたフィリップ・オーギュストは、パリの境界に城壁を築くことを決めました。この城壁は、外敵からパリを守る要塞であると同時に、都市の境界を定める役割も果たしました。パリのあちこちにこの中世の城壁の断片が残っていますが、校庭沿いのこの壁が、当時の城壁のなかで最も保存状態のよい部分です。
ガロ・ローマ時代、つまり古代にシテ島を中心に形づくられたパリは、時代とともにセーヌ川の南岸と北岸へ少しずつ広がっていきました。詳細ページの参考画像では、シテ島から始まったパリがどのように拡大したのか、そしてフィリップ・オーギュストの城壁がめぐらされた12〜13世紀のパリの境界がどこにあったのかを確認できます。ちなみに、城壁が残るこの校庭は、フランスの名門校、シャルルマーニュ高校のものです。
次のチャプターでは、ヴィラージュ・サン・ポールを紹介します。ヴィラージュ・サン・ポールは現在、大規模な改修工事の最中です。そのため場所の魅力を十分に味わうのは難しく、工事の状況によって道がふさがれたり入り組んだりと、動線にも問題がありそうで、ツアーコースに含めるかどうかずいぶん悩みました。それでも、情緒あふれるヴィラージュ・サン・ポールは、パリ市民に愛されるマレの隠れた名所です。工事中も多くの工房や店、カフェ、レストランが営業しているため、簡単にご紹介することにしました。改修工事中という特別な状況を踏まえ、詳細ページの地図を参考にしながら、自由に歩いてみることをおすすめします。



