パリ · 街歩き
ヴィラージュ・サン・ポール、骨董と工房が集う小さな村
マレ地区 · パリ, フランス
「ヴィラージュ」はフランス語で「村」の意味。つまり、ヴィラージュ・サン・ポールは「サン・ポール村」ということになります。マレ地区の中にある秘密めいた散策スポットで、古い家具や小物を扱う骨董店、ユニークな手工芸品に出会える職人のブティック、さまざまな工房やアーティストのアトリエ、博物館やギャラリー、書店や蚤の市、そして愛らしいカフェやレストランまで、センスあふれるアーティスティックな場所がぎゅっと集まった小さな村です。
この村を形づくる建物は、実際にパリ市民が暮らすアパートです。アパートの合間にひっそりと造られた中庭や路地を散策しながら出会う魅力的な場所は、華やかで観光客でにぎわうパリではなく、静かで素朴ささえ感じられる、本当のパリの姿を見せてくれます。
ここは、14世紀にフランス国王シャルル5世が暮らしたオテル・サン・ポールの庭園があった場所です。王宮オテル・サン・ポールは歴史のなかに消えましたが、王の庭園だったこの場所は、1970年から1979年にかけて再開発され、パリ市民のための集合住宅として生まれ変わりました。アパートの1階にさまざまな店が入り、マレの中にもうひとつの小さな村が誕生したのです。
ヴィラージュ・サン・ポールの工事はかなり長引く見込みで、なおさら残念です。工事中のヴィラージュ・サン・ポールを体験するのも、もうひとつのパリに出会う旅になるかもしれません。ここで自由に過ごしたら、サン・ポール・サン・ルイ教会へ向かいます。教会へは正面ではなく、昔ながらの路地「パサージュ・サン・ポール」を通って、脇の扉から入ります。


