パリ · 街歩き
シュリー館、17世紀の貴族の邸宅と静かな庭
マレ地区 · パリ, フランス
サン・ポール・サン・ルイ教会の正面から出ると、サン・タントワーヌ通りに出ます。この通りの62番地には、マレ地区の17世紀の貴族邸宅のなかでも最高傑作のひとつといわれるオテル・ド・シュリーがあります。16~17世紀のマレには貴族の大邸宅が数多く建てられました。先ほどもお話ししたとおり、華やかで美しい貴族の大邸宅を「オテル・パルティキュリエ」と呼び、「特別な大邸宅」という意味があります。現在まで残るマレのオテル・パルティキュリエは、博物館や展示施設、図書館などとして生まれ変わり、活用されています。
オテル・ド・シュリーは、アンリ4世の財務大臣だったシュリー公爵の邸宅でした。現在は国立記念物センターの本部として使われている、官公庁の建物です。入り口を抜けて、邸宅の裏庭へ入ってみましょう。シュリー館は、華麗なバロック様式の外観と美しい内装でも知られていますが、静かで落ち着いた裏庭はとりわけ有名です。大きな建物に囲まれ、都心にいながらプライバシーが十分に守られるこの屋外空間は、規模こそ壮大ではないものの、素朴で端正に手入れされていて印象的です。
裏庭には、ヴォージュ広場へ直接つながる通路があります。庭の右奥の角に、人が行き交う小さな扉が見えますか。この扉を抜ければ、ヴォージュ広場のアーケードにすぐ出られます。それでは、庭の扉から移動してみましょう。
iPhoneでスキャン

