パリ · ショッピング
パリジャンのショッピング散歩道、ボン・マルシェ百貨店
パリ · パリ, フランス
ここまで、小さな店だったボン・マルシェが百貨店として定着するまでの過程を見てきました。次は、現在のボン・マルシェ百貨店を見ていきましょう。今日のボン・マルシェは広く、明るく、美しく、見ているだけで心が躍ります。
150年以上たった今も、ブシコーは私たちの心を見抜き、とりこにしているかのようです。現在、ボン・マルシェ百貨店では、「クロス階段」と呼ばれるエスカレーターにさまざまな装飾を施して、視線を集めています。このクロス階段は、目を引くだけでなく、便利な移動手段になるよう設計されています。心地よい散歩道のような店内を、美しい商品に囲まれて歩いてもらうことで、お客さまに陶酔感を与え、購買へと導くのです。科学技術の発展で階段がエスカレーターに変わったことに合わせて、ボン・マルシェの戦略も変化しています。
パリを訪れたら、どの百貨店に行くようにおすすめされるでしょうか。どの百貨店が一番きれいだと言われるでしょうか。ボン・マルシェよりも、ギャラリー・ラファイエットやプランタンのほうをすすめられることが多いのは事実です。解説者も、初めてパリを訪れたときはラファイエットにしか行かなかったそうです。この話を知ったうえで訪れていれば、百貨店を見て「わあ、きれい」で終わらず、なぜこのようにつくられたのかが分かったはずです。
次の章では、ボン・マルシェに続いて登場したプランタンやギャラリー・ラファイエットなど、周辺の百貨店の当時の姿と現在の姿、そして旅行のヒントを紹介します。まずは、ラファイエットから見ていきましょう。
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