パリ · 宮殿・各室
鏡の間
ヴェルサイユ宮殿 · パリ, フランス
グラン・トリアノンの「鏡の間」は、ヴェルサイユ本宮殿の「鏡の間」に比べると鏡の数ははるかに少ないものの、同じ名で呼ばれています。この部屋を最もよく使ったのは、ルイ14世の二度目の秘密結婚の相手であったマントノン夫人でした。
壁の上部を飾る白い木彫りの装飾は、ルイ14世の時代のまま残されています。人の顔を花が取り囲むマスカロン装飾は、太陽王の時代を代表する様式です。もともとルイ14世はこの部屋を金色で飾ろうとしていましたが、晩年の財政難のためそれを諦め、白い木工装飾を選びました。この簡素さが、かえってヴェルサイユ本宮殿とは異なるグラン・トリアノンならではの魅力を生み出しています。
時代が下り、ナポレオンは最初の妻ジョゼフィーヌとここで最後のクリスマスを過ごし、離婚後は二人目の妻マリー=ルイーズとより長い時間を共にしました。現在部屋に置かれている家具はナポレオン時代のものです。部屋の片隅にあるイーゼルは、絵を描くことを好んだマリー=ルイーズが使っていたものです。
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