パリ · 宮殿・各室
王の中庭
ヴェルサイユ宮殿 · パリ, フランス
ここは王族の居住区へと通じる入口だったことから「王の中庭」と呼ばれている。黒と白の大理石が床を華やかに彩っており、正面に見える建物の1階(フランス式では0階、日本でいう2階に当たる)が国王の寝室だった。その周囲は王室一家や国王の寵愛を受けた廷臣たちが使っていた。
国王の寝室に背を向けて振り返ると、はるか先に黄金の「王の門」が見える。この方角は東で、太陽が昇る方向だ。太陽王ルイ14世は毎朝この門を眺めながら一日を迎えていたため、平凡な造りにはできなかった。長く続く柵全体が金箔で覆われており、2008年には24金の金箔10万枚を使って修復され、費用だけで70億ウォン以上がかかったと伝えられるほど手の込んだものだ。入口からしてこれほど華やかな装飾を施すことで、廷臣や外部の者たちを圧倒し、ルイ14世が神にも等しい存在であることを強調しようとした意図が込められている。建物の外壁には、古代神話や美徳を象徴する人物の石像があちこちに配されており、これはルイ14世の絶対権力と栄光を視覚的に称えるために置かれたものだ。
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