ロダン美術館 · 52/65

パリ · 彫刻

バルザック像への酷評を越えて、『裸のミューズのトルソ』

ロダン美術館 · パリ, フランス

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1905年、ロンドン国際彫刻家協会は、当時会長を務めていたロダンに、アメリカ人画家ジェームズ・ホイッスラーの記念碑制作を依頼する。当時のロダンは、全力を注いで作った『バルザック』記念碑への酷評に深く傷ついていたところで、今回の作品は少し違う方向で取り組もうと決意する。

そこでロダンは、ジェームズ・ホイッスラーを称える記念碑でありながら、ホイッスラーの姿を直接描写するのではなく、ミューズという隠喩的な姿を通して彼の才能を示す方法を選んだ。モデルは当時ロダンの恋人だったグウェン・ジョンである。そうして完成したのがこの彫刻だ。あえて腕を作らず胴体だけを残した形は、ルーヴルの『ミロのヴィーナス』を自然と思い起こさせる。

古代遺物はロダンの制作活動全体に深い影響を与えたが、特に人生後半になるほどその影響はより色濃くなった。この彫刻にも古代ギリシャ彫刻の雰囲気が漂っている。作品が初めて公開された際、一部の批評家は否定的な反応を示したが、大衆は大いに熱狂し、おかげでロダンは『バルザック』の件で受けた屈辱をある程度取り戻すことができた。

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写真は ウィキメディア・コモンズ より。撮影:Shadowgate(CC BY 2.0)。

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