パリ · 彫刻
パンテオンに入れなかったヴィクトル・ユゴー記念碑の模型
ロダン美術館 · パリ, フランス
この彫刻は、ロダンが作ったヴィクトル・ユゴー記念碑の模型だ。ユゴーが世を去った4年後、ロダンはパリのパンテオンに建てるユゴーの記念碑制作を依頼された。どんな姿が最もふさわしいか悩んだロダンは、最終的にユゴーがジャージー島で3年間亡命生活を送っていた頃の姿を描くことに決めた。
彫刻の中のユゴーは、インスピレーションを与えるミューズたちの声を聞くために右手を耳に当て、左腕を伸ばして荒れた波を鎮めるかのような姿勢を取っている。本来の完成作ではユゴーの背後に三人の女神が現れるが、これは練習用に作った彫刻のため女神は登場しない。
しかしこの記念碑は結局、審査員の選考に通らずパンテオンに入ることはできなかった。当時の審査員はより伝統的な様式の彫刻を望んでおり、ロダンはスーツ姿のユゴーの姿に修正する計画も立てたが、最後まで完成させることはなかった。
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