パリ · 彫刻
リアルすぎて落選した『鼻の折れた男』
ロダン美術館 · パリ, フランス
『鼻の折れた男』は、ロダンがサロン展に初めて出品した作品であり、父の胸像とともに彼の初期の代表作として知られている。モデルは、パリのサン=マルソー地区で「ビビ」というあだ名で呼ばれていた年老いた労働者だった。
ロダンはビビの特徴だった折れた鼻、深く刻まれた額のしわ、独特なひげのスタイルをそのまま生かして彫刻した。よく見ると、鼻の真ん中が少しへこみ曲がっている様子まで表現されているが、こうしたあまりにリアルな描写が、当時のサロン審査員たちに拒否感を与え、落選の原因となった。
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