パリ · 彫刻
重い地球を支えた巨人たち、ロダンが彫ったティターン
ロダン美術館 · パリ, フランス
この花瓶の名は「ティターンの台座」。花瓶そのものはベルーズの作だが、円柱を飾る男性像はロダンの手によるものだ。
花瓶を支えるこの男たちは、ギリシャ神話に登場する巨人族ティターンである。神々との戦いに敗れたティターンが地球を支えることになった神話の一場面を、ロダンは彼らが花瓶を支える姿へと置き換えて表現した。よく見ると、重いものを支えるあまり顔をしかめているティターンたちの表情が見て取れ、その描写は非常に緻密だ。
ロダンはこの彫刻を作る際、敬愛する画家ミケランジェロの絵画や彫刻を参考にした。1876年初めにイタリアを旅し、ミケランジェロの作品を実際に目にした経験のあったロダンは、そのとき受けた印象をそのままこの彫刻に注ぎ込んだのである。
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