パリ · 彫刻
捨てずに集めた、『花瓶の花々』
ロダン美術館 · パリ, フランス
『花瓶の花々』は、ロダンが既存の作品の部分部分を再利用し、組み合わせて作った彫刻だ。ロダンは一人の人物を彫刻する際にも、一体として作るのではなく、手や足、腕、頭をそれぞれ別々に作ったうえで組み立てる方法を好んで用いていた。そのため、作ったものの使われずに残った部分が自然と積み重なっていった。
しかしロダンは、こうした余った部分をただ捨てることはしなかった。器や花瓶のように自分が作った他の彫刻と組み合わせて、新たな作品として生まれ変わらせたのだ。今見ているこの作品も、そうして作られたものである。このような制作方法は、ロダンが形というものへの視野を広げるうえで少なからぬ助けとなった。
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