パリ · 彫刻
コンクールには落選したが、ヴェルダンの記念碑となった『武器を取れ』
ロダン美術館 · パリ, フランス
『武器を取れ』は、ロダンがフランス共和国記念碑とパリ防衛記念碑のコンクールに出品するために作った作品だ。当時無名だったロダンにとって、コンクールでの入賞は名を広めるための確実な手段の一つであり、だからこそ彼はこのコンクールに挑んだ。
この彫刻を作るにあたり、ロダンは二つの作品からインスピレーションを得た。翼のある女性は凱旋門に刻まれたフランソワ・リュードの彫刻から、下の男性はフィレンツェのドゥオーモ付属美術館にあるミケランジェロの彫刻から着想を得ている。
しかしこの作品は結局コンクールで選ばれなかった。兵士を象徴するはずの男性像には兵士であることを示す明確な象徴がなく、翼のある女性のポーズはあまりに激しい印象を与えたためだ。彫刻そのものの完成度は高かったが、コンクールが求めていた雰囲気とは異なっていたわけだ。ただし後にロダンが名声を得てから、この作品は今見るよりもはるかに大きな規模で、フランス北部の都市ヴェルダンに記念碑として建てられることになる。
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