パリの墓地めぐり · 8/12

パリ · 街歩き

詩人ボードレールの墓

パリ · パリ, フランス

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モンパルナスに眠る代表的な人物に会いに行きましょう。まずは、フランスを代表する詩人の一人、シャルル・ボードレールです。1821年にパリで生まれ、1867年に同じパリで世を去ったボードレールの代表作は『悪の華』です。19世紀の急速な産業化で変わりゆくパリにおける、美のあり方の変化をうたった象徴主義の詩集です。

裕福な家に生まれながら放蕩生活で財産を使い果たし、家族が禁治産宣告を行って、年金で暮らせるよう管理しなければなりませんでした。法律家になることを望んだ家族の意向に反し、生涯を文筆に捧げた作家です。幼いころに英語教育を受け、ジャンル文学にも関心があったため、エドガー・アラン・ポーの作品を英語からフランス語に翻訳したこともあります。『悪の華』が出版されたときは、不健全だとして広く受け入れられませんでしたが、ギュスターヴ・フローベールのような文人たちはボードレールを強く支持しました。もちろん今日ではその価値が認められ、広く読まれるベストセラーとなっています。多くの作品が死後に出版されて愛され、息子より長生きした母親は、生涯心配をかけ続けた息子が評価される姿に安堵し、数年後に世を去ったといいます。

ボードレールの墓は第6区画にあり、記念碑は第26・27区画に別に建てられているのが珍しい点です。彼の作品が好きなファンなら、両方を訪ねてみたくなるでしょう。

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