パリ · 建築
オーケストラ席の奥にある「ダンスのフォワイエ」
オペラ・ガルニエ · パリ, フランス
オーケストラ席前の扉を開けて中に入ると、隠された空間があります。実際に入ることはできませんが、どのような場所なのかをご紹介します。扉の内側には、まず1階席があり、さらに進むと舞台があって、その裏手に稽古用のダンスルームがひっそりと隠れています。
このダンスルームは、19世紀から、ダンサーたちが本番前にウォームアップをしてきた場所で、現在も同じように使われています。バレエの指導者やオペラ座のバレエ監督が会議をする場所としても利用されています。写真で見るとあまりに豪華で、稽古場というよりグラン・フォワイエのミニチュア版のような印象を受けます。天井には、パリで名を馳せた20人のダンサーの肖像画も飾られているそうです。
これほど華やかなのは、ここが定期会員の観客に披露するための場所だったからです。1930年までは、定期会員がここで、自分が支援するダンサーに会うことができました。そのため、この空間は「ダンスのフォワイエ」とも呼ばれています。現在は、定期会員にも公開されていません。
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