パリ · 建築
設計図と地下水槽
オペラ・ガルニエ · パリ, フランス
ツアー最後の場所です。設計図の前で、オペラ・ガルニエに隠されたもうひとつの場所をご紹介します。
『オペラ座の怪人』では、主人公エリックの隠れ家は、地下の湖を渡った先にあるものとして描かれています。作家ルルーは、オペラ・ガルニエに実際に地下水槽があるという事実にヒントを得て、この設定を書いたといわれています。
この地下水槽ができたのには理由があります。工事を始めてすぐ、地面を掘り、コンクリートの基礎工事を進めていたところ、地下水が噴き出しました。あまりにも大量の水があふれ出し、地下水を抜くだけで実に8か月もかかったそうです。そこでガルニエは、地下水槽を造ることにしました。地下水は汲み出せば汲み出すほど湧き続けますが、水槽を造って地下水の水位がある程度まで上がるようにしておけば、それ以上は湧いてこなくなるといいます。地下水がたまる場所として、水槽を造ったのです。水槽の上には約15mの十分な空間を設けて舞台が建てられ、驚くことに、今でも約10年に一度、水槽に水がたまると汲み出しているそうです。
出口へ向かうには、左へまっすぐ進んで階段を下ります。左手にお土産ショップがあり、出口に出るには必ずお土産ショップを通ります。出口に出る前にこの通路に入ると、オペラ・ガルニエをもう一度見て回ることができます。
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